2004-10-19から1日間の記事一覧

佐藤佐太郎(2)

9月29日に続いて、佐太郎の短歌。戦後の苦しい生活の中で詠んだ歌を、歌集『立房』(1947)、『帰潮』(1952)から選ぶ。自然の「写生」の中に佐太郎の「心」が映し出されるが、歌の格調の高さは、生活苦によっていささかも損なわれない。 みじかなる焔燠よりた…