「さようなら原発」集会の報告

charis2011-09-19

[政治] 「さようなら原発集会+デモ」報告


(写真は、デモ行進する私(右)と友人の田島正樹氏、場所は神宮球場の横を通って国道246に出る少し手前です。下は私たちのグループ「ゆるふん」の旗、威風堂々、明治公園に入場です。)

明治公園で開かれた「さようなら原発」集会とデモに参加しました。畏友、田島正樹氏にお願いして、彼の友人の「ゆるふん」グループに入れていただきました。正式名称は「憤然決起する老若男女連合」です。十数名でした。


とにかく会場が人、人、人で一杯。演壇は遠くてよく見えません。大江健三郎氏の話は大学教授のように淡々としたものでしたが、聞き取れました。ドイツ人のフーベルト・ヴァイガー氏の話は、ドイツ語が風に乗って届くので、うねるように響きます。

集会が一時間で終わってデモ出発になりましたが、この時が一番つらかった。出口が三つあるのに、あまりにも人数が多くて、デモが外に出られないのです。1時間以上待ったでしょうか。暑さと人の熱気で、いやぁ、それは大変でした。みんな汗だく↓。でもこれだけの人数でも、知人と偶然に出会います。筑波大駒場高校の同級生だった丸浜昭君、彼は母校の歴史の教師を勤め、今は歴教協の事務局長とのこと。30年ぶりに会って感動です。あと、学生時代に講義を聴講したロシア史の和田春樹先生もお見かけしました。

外に出てからは、順調にデモ行進しました。私たちの前のグループは、「日本キリスト教婦人矯風会」という変わった名前の旗でした。伺ったところ、創立125年の伝統ある団体とのこと。小さな子供を連れた若いご夫婦が幾組もいて、とてもなごやかなグループでした。全体に今回の集会は、原発というテーマもあって、女性の参加が多かった。私たちの「ゆるふん」グループは中年が主なのでおとなしい行進でしたが、若者のグループは楽隊や踊りつきで、とても楽しそうでした。後ろの方にいた法政大学学生グループの一隊もよかった。やはり、デモは明るくて楽しいのが一番です。


考えてみれば、日本の人口はどんどん減ります。現在1億2800万人ですが、20年後には今より1400万人も少ない。電気の需要も大きく減ります。脱原発は空疎な話ではなく、まったく理に適った選択肢です。そもそも火力発電も、検査休みなどあるから、50%しか稼動していない。原発が必要だというのは大ウソです。脱原発を国民の世論にしていかなければならない。私たち一人一人の力は小さいけれど、声を合わせて大きな力にしていくことはきっとできる。それを確信させる一日でした。