篠山紀信ヌード写真展

charis2016-12-16

[美術館] 篠山紀信ヌード写真展「快楽の館」 品川・原美術館


原美術館で、篠山紀信ヌード写真展「快楽の館」を観た。すべて原美術館という「館」の一部になった身体の写真。光の当て方(方向、強さ、翳の濃淡、環境への身体の置き方など)が工夫されていて、光によって、女性の体がこんなにも違って見えるのに驚かされた。特に印象的だったのは、お尻の美しさ。影や翳りによって、お尻のふくらみ、曲線の流れ方、太ももとの連続/不連続、質感、豊穣さが、千変万化する。何て美しいのだろう!美術館の建物の質感の中に身体が置かれている。そして、石の前では身体はぬくもりを持つ(写真一番下↓)。建物や樹木の影が身体に映ることによって、影と翳りのでき方がスタジオ撮影とは違う。美術館は女性の客も多く、みなさん楽しそう。女性美を観るのは、女性にとっても「快楽」なのだ。一緒に写っている男性は、原美術館館長(笑)。1月9日まで。