[今日の絵]  10月後半

[今日の絵]  10月後半

17 Judy Drew : Portrait in Autumn tones

今日からは「秋」の絵、俳句に季語が含まれるように、絵にはおのずから季節も描かれている、タイトルのように「色調」だけで「秋」は表現できる。ジュディ・ドゥリュー1951~はオーストラリアの女性画家、色彩感の豊かな人物画を描き、赤や橙の色調がいい

 

18 Edward Cucuel :Sunny Morning

タイトルは「日の当たる朝」だが、季節は秋だろう、秋といっても光に明るさ軽さがある初秋か、エドアルト・ククエル1875-1954アメリカ生まれのドイツ人で、ドイツに長く住んだ、どういうわけか湖畔の女性をたくさん描いている

 

19 George Clausen : Gleaners 1882

「落穂拾いの人々」、おそらく9月頃の初秋だろう、まだ明るく乾いた感じで、しっとりとした秋の感じではない、クラウゼン1852-1944は英国の画家、農村の絵が多い

 

20 Carl Larsson:October (The Pumpkins) 1882

タイトルは「10月」だが、カボチャの明るい色が目立つのだろう、この絵は「秋」をそこに見て取っている。ラーション1853–1919はスウェーデンの画家、家族や子どもをたくさん描いた

21 Leopold Burger:Farewell (autumn) 1894

タイトルからすると、秋は「別れの季節」でもあるのか、この二人はどういう関係か分からないが、夏季に一緒に働いたのかもしれない。バーガー1861-1903はオーストリアの画家、静かに暮らす人々などを描いた、この絵は代表作

 

22 Frederick J. Mulhaupt : An East Gloucester Wharf 1926

米国マサチューセッツ州グロスターの埠頭、秋だが光に明るさがあり、画家はそれを描きたかったのだろう。マルハウプト1871-1938はアメリカの画家、情緒のある港の絵が多い

 

23 John Atkinson Grimshaw : Autumn Regrets 1882

タイトルは「秋の後悔」、秋は喜ぶことよりも悔やむことの方が多いのか、女性の黒服と体の傾きのためか、地面に突き刺さっている棒のように見える。グリムショウ1836–93は英国の画家、秋や寂しい都市の光景をたくさん描いた

 

24 Kozlovski Peter : Regen, September, Koblenz

コブレンツはライン川沿いのドイツの都市、9月のある雨上がりの光景、道路に残った水が空を映して、全体が明るい。コズロフスキーはカナダ在住のデジタル・アーティスト、雨上がりの都市の絵が多い、この絵も、油絵ではなくデジタル作成と思われる

 

25 Paul Gustave Fischer : Autumn day in Fiolstræde in Copenhagen

現代のフィオルストライデは、コペンハーゲン市内の歩行者専用ショッピングストリート、この絵は昔だからか、車も走っており、街は明るい。フィッシャー1860-1934はデンマークの画家、コペンハーゲンをたくさん描いている

 

26 Paul Gauguin : Tree lined road, Rouen 1885

ゴーギャンは色彩感覚が卓越している、これはタヒチではなくフランス北部ルーアンの「道沿いの樹木」、左側の白いものは人のようだ

 

27 Jules Bastien-Lepage:October 1878

「10月」は収穫の季節、広大な畑の中で袋に入れようとしている女性の体勢と表情がいい、ジャガイモ?の重さを感じさせる。ルパージュ1848-84はフランスの画家、農村をたくさん描いた

 

28 Blandford Fletcher : El Viejo Árbol de Haya 1910

タイトルは「老いたブナの木」、樹が老いただけでなく、秋も深まった晩秋の感じがよく分かる。フレッチャー1858-1936は英国の画家、ずっしりとした重さを感じさせる風景が多い

 

29 Alfred van Neste : Bruges canal bridge view

ベルギーの「ブルージュの運河の橋の光景」、秋も暮れて全体に光が乏しい、長い時間ここに存在した家や橋の古さがよく描かれている。ファン・ネステ1874-1969はベルギーの印象派の画家、運河のある町並みの絵が多い

 

30 Louis Emile Adan : Autumn Evening 1883

パリだろう、描かれているのはたぶん若い女性だが、「秋の夕暮れ」はやはりさびしい。アダン1839-1937はフランスの画家、室内や室外の女性の絵をたくさん描いた

 

31 Jeff Stanford : Prairie Life 2025

今年描かれた新しい絵、ただし服装や家は少し昔のそれだろう、タイトルは「プレーリーの生活」、プレイリーとは北米に広がる大草原のこと。スタンフォード1955~はアメリカのアーティスト、デジタルで描く画家らしく、この絵もたぶんデジタル作成