[今日の絵] 3月前半

[今日の絵] 3月前半

1 Camille Pissarro : La Place du Théâtre Français 1898

<街>は絵の大きな主題、それは街に人が住んでいるからで、画家は人を描きたいから街を描く。ピサロのこの絵から、それはよく分る。

 

2 John Atkinson Grimshaw : A Street at Night 1883

街に描かれている人々は、通勤の途中か、ショッピングなのか、それは体勢ですぐ分る。グリムショー1836-93は英国の画家

 

3 谷内六郎 : じしゃく人形みたいね 1960.4.11『週刊新潮』

これは東京、当時の東京タワーやビルの屋上から道路を見ると、こんな感じだった。この絵の道路や舗道はちょっと広すぎるけれど

 

4 Giuseppe De Nittis : The National Gallery and the Church of Saint Martin in London 1877、街では人が生き生きしている、画家が街を描く理由はそれだ。ロンドンのナショナルギャラリーは今と同じ場所か。前を歩く人々は楽しそう。ニッティス1846-84はイタリアの画家、人物に動性がある

 

5 Jean Beraud : In front of the Opera 1879

パリのオペラ座、外観は現在と同じように見える。この日は空が美しく全体が明るい、歩いている人々も快活だ。ベロー1849-1935は、ベル・エポック時代のパリの人々の日常生活を描いた

 

6 Paul Gauguin : Rue Jouvenet in Rouen 1884

ゴーギャンの絵は自然であれ町であれ人であれ、その存在感がすごい、これはフランスの都市ルーアンにおけるジュヴネ通り、建物も道路も人も、まさにこのように存在している

 

7 Vincent van Gogh : Le Restaurant de la Sirène à Asnières 1887

ゴッホにしては穏やかな絵、パリ郊外の小さな町アニエールのレストラン、人々のくつろいでいる感じがとてもいい

 

8 Childe Hassam : An Evening Street Scene, Pont Aven 1897

ポン=タヴァンはフランスのブルターニュ地方の小さな町、美しいので画家たちが集まった、この絵でも人々はゆったりした感じだ。ハッサム1859-1935は米国の画家で欧州も描いた

 

9 George Wesley Bellows : Cliff Dwellers 1913

タイトルは「崖の住人たち」だが、ニューヨークの下町、高層アパートの住人たちだろう、とても活気がある。ベローズ1882-1925は米国の画家、下町や労働者階級をたくさん描いた

 

10 Paul Fischer : Automobile traffic in Gothersgade 1925

Gothersgadeはコペンハーゲンの中心通り、秋だろう、光の当たり方が柔らかい、路面電車、自動車、自転車、人の歩行と、街には落ち着いた動きがある。フィッシャー1860-1934はデンマークの画家、街の人をたくさん描いた

 

11 Louis Marie De Schryver : After the rain; Place du Théâtre Français 1889

「雨の後、パリのフランス劇場広場」、3月1日のピサロの絵もこの広場だが、こちらはより人間に密着して描いている、人々が生き生きしているのはどちらも同じ。シュリヴェール1862–1942はベル・エポック期のパリをたくさん描いた

 

12 Allan Douglas Davidson : A London street market

ロンドンのど真ん中にある八百屋、小さな店だが野菜がぎっしり店頭にあって、楽しい。デイヴィドソン1873-1932は英国の画家で女性をたくさん描いた

 

13 Paul Friedrich Meyerheim : The book seller in Amsterdam 1869

アムステルダムの街の市の日か、売られている本は少ないが、若い女性が薄い冊子の画集を見ている。マイヤーハイム1842–1915はドイツの画家、動物園やサーカス等を好んで描いた

 

14 Unknown creator

街には失業者もいる、そういう時は街全体が暗く見える。

 

15 Natalie Salbieva : Coffee Shop 2011

街は室内からも描かれる、これはお茶してる女性が向いのアパートを眺めている。Natalie Salbievaは現代イギリスの女性画家、アパートの絵も多い

 

16 Pavlos Samios : Cafe Paradise 2012

タイトルがいい、カフェは現代人がゆったり過ごせるパラダイスのような場所。サミオス1948–2021はギリシアの画家、恋人たちを描いた絵が特にいい