[オペラ] ベッリーニ 《清教徒》Metライブ

[オペラ] ベッリーニ 《清教徒》Metライブ 東劇 3.31

(写真↓は終幕、前列左から3人目は短髪になったエルヴィーラ[リセット・オロペーサ]、右青服は彼女と結婚するアルトゥーロ[ローレンス・ブラウンリー]、そしてエルヴィーラが描いた絵、彼女は画家という原作にない設定だが不可解)

2026年1月10日Met上演、演出チャールズ・エドワーズ。34歳で死んだベッリーニの傑作。私は初見だが、エルヴィーラを歌ったリセット・オロペーサのベルカント唱法の美しさに感動した。物語は、プロテスタントとカトリックの複雑な対立を背景に描かれているので分りにくい。プロテスタントの貴族の娘であるエルヴィーラは、カトリックの騎士アルトゥーロと相思相愛で、結婚を予定していたが、アルトゥーロが、処刑されたチャールズ一世の妻だった元王妃を匿ったので、清教徒たちが怒り、予定された結婚はダメになる。が、8年後に内戦でプロテスタント軍が勝利し、二人はなんとか結婚できた、という話。ところが本上演の演出では、エルヴィーラを画家にしており、しかも彼女が描くのは恋人ではなく自分の顔なので、いよいよ話が分からなくなる。インタヴューで演出家が言うのは、彼女が絵を描くのは清教徒が抑圧された心理状態にあるからだ、ということなのだが・・・。(↓はエルヴィーラ)

それにしても、ベッリーニの音楽はすべてが叙情的で、どの作曲家とも違う美しさがある。おそらくベルカント唱法とオケ合奏との調和が意図されているのだろう。(写真は↓、第一幕最後の「エルヴィーラ狂乱の場」)

エルヴィーラが歌う1分間の動画が

Bellini’s I Puritani: “Oh vieni al tempio, fedele Arturo” (Lisette Oropesa, Artur Ruciński)