2024-08-01から1ヶ月間の記事一覧

[今日の絵] 8月後半

[今日の絵] 8月後半 14 Hans Holbein : Self-Portrait 1543 ホルバインはこのとき45歳、小さな細密画だが精悍な画家本人が見事に描けている、眼は細いが鋭い 15 Artemisia Gentileschi : 殉教者聖カテリーナに擬した自画像1616 罵倒に耐えながら画家として成…

[今日のうた] 8月  

[今日のうた] 8月 何事も人に従ひ老い涼し (高濱虚子1942、虚子はこのとき68歳だが、当時の感覚では「老い」なのか) 8.1 炎天や僧形遠くより来たる (山口誓子1944、炎天で地面の空気がゆらゆらと揺れている、そのためか、道を歩いてこちらにやってくる僧が…

[折々の言葉] 7,8月

[折々の言葉] 7,8月 恋愛はあらゆる感情を象徴で表現するから、その言葉はつねに比喩なのだ。愛する者にとって、書いているものはもはや手紙ではない、賛歌なのだ。(ルソー『新エロイーズ』) 7.1 抗(あらが)いの中にいのちの最後の輝きを楽しもうとするの…

[折々の写真]  7,8月

[折々の写真] 7,8月 7.3『俺たちに明日はないBonnie and Clyde』1967 1932~34に実際にあったボニーとクライドの銀行強盗事件を映画化、アメリカン・ニューシネマの記念碑的作品、元気娘ボニー役のフェイ・ダナウェイ1941~が可愛いくてカッコいい、彼女は当…

[今日の絵] 8月前半

[今日の絵・8月前半] 1 Andrey Dareev : July. Ribes タイトルは「7月、スグリの実」、ロシアの7月は夏だけれど、涼しそう、子どもたちも若い母と一緒にスグリの実を集めている、これがロシアの夏、アンドレイ・ダレエフは現代ロシアの画家 2 Jean Frédéric …

[演劇] 永井愛『僕の東京日記』文学座

[演劇] 永井愛『僕の東京日記』 文学座アトリエ 8月3日 (↑写真右端は満男の母の淑子[大木惟吏杏]、本作はある意味で「母と息子」の物語、彼女と下宿屋のオバさん[中央、木下綾夏]は、実質的な主人公、二人は決してブレずに、一貫して「主体=母」として行動…

加藤陽子氏 朝日新聞インタビュー

歴史家でフェミニストの加藤陽子東大教授、8月1日の朝日新聞インタビューがすばらしいので、私のブログに貼りました。73歳のヘタレ・リベサヨの私ですが、彼女に学んで、もっともっと戦わなければ(!笑)。 ーーーーーーーー 「今の学生は『女性だから』の…