2021-10-01から1ヶ月間の記事一覧

[今日の絵] 10月後半

[今日の絵] 10月後半 20 Holbein : Portrait of Thomas Cromwell, 1533 トマス・クロムウェル1485~1540は、ヘンリー8世の側近で副首相などを務めた政治家、ピューリタン革命のオリヴァー・クロムウェル1599~1659とは別人、強い表情、書類を握りしめる手な…

今日のうた(126) 10月ぶん

今日のうた(126) 10月ぶん 秋刀魚食ふ五十五階の窓辺にて (高橋まさお『東京新聞俳壇』9月26日、小澤實選、「高層ビルの食堂で、旬の焼さんまを食べているのだろう。五十五階に意表をつかれた。はるかまで見えている」と選者評、高層ビルの窓辺では焼さんま…

[演劇] シェイクスピア『ジュリアス・シーザー』

[演劇] シェイクスピア『ジュリアス・シーザー』 パルコ劇場 10月26日 (写真は舞台、左からキャシアス[松本紀保]、アントニー[松井玲奈]、中央はシーザー[シルビア・グラブ]、右にブルータス[吉田羊]) 森新太郎演出、科白は福田恒存訳、すべての役を女性が演…

[演劇] 矢代静一『七本の色鉛筆』

[演劇] 矢代静一『七本の色鉛筆』 新国立劇場小H 10月22日 (写真は舞台、大学教授の一家で、母が亡くなり、七人の娘がそれぞれ自立してゆく物語) 矢代静一(1927~98)作、民藝の田中麻衣子演出、新国の演劇研究所第15期生試演会。 家族愛を描いているが、どこ…

[演劇] 糸井幸之介『海底歩行者』 ぐうたららばい公演

[演劇] 糸井幸之介『海底歩行者』 駒場アゴラ劇場 10月16日 (写真は、この二人芝居の役者、伊東沙保とキムユス、二人とも素晴らしい役者だ) 京都のFUKAIPRODUCE羽衣の座付作家・演出家の糸井幸之介の個人ユニット「ぐうたららばい」の第2回目の公演。私はか…

[今日の絵] 10月前半

今日の絵 10月前半 1 中村彜 : 自画像 1912 人物画のモデルになる人は、画家が描いている最中は自分が拷問にかけられているように感じるだろう、<見られる>とは拷問にかけられることだからだ、自画像になると、画家=モデルには、拷問をかける/かけられる…

[オペラ] ロッシーニ《チェネレントラ》

[オペラ] ロッシーニ《チェネレントラ》 新国立劇場 10月13日 (写真は舞台、上は舞踏会で偽王子(中央の白ガウン)に媚びる二人の姉(左側の緑と赤の服)、下は中央がチェネレントラ、エプロン姿の女中として姉二人の衣装を持たされている、そして継父と戦う彼女)…

[演劇] シェイクスピア『十二夜』

[演劇] NTライブ『十二夜』 TOHOシネマズ日本橋 10月11日 (写真↓は舞台、現代的でスタイリッシュ、全体が回り舞台でスピーディに回る、下の右端は執事が女性に変えられたマルヴォーリア) 2017年4月6日の、ナショナルシアター公演、サイモン・ゴドウィン演出…

[美術展] ホキ美術館 永遠の人物画展

[美術展] ホキ美術館 永遠の人物画展 10月6日 ホキ美術館の所蔵画を中心に展示。見たことのある絵もあるが、新しい絵もあり、あらためて人物画の衝撃のようなものを感じた。少し挙げると、 野田弘志 《聖なるもの》 THE-1 2009 >本来の僕の絵は、全部「存在…

[演劇] ニール・サイモン『ブライトン・ビーチ回顧録』

[演劇] ニール・サイモン『ブライトン・ビーチ回顧録』 東京芸術劇場 10月1日 (写真は舞台、7人家族の物語で、左端、中央後ろ向き、右端が大人たちで、それ以外の4人が子供たち) ニール・サイモンは初めて見るが、アメリカ演劇によくある、家族の葛藤を描い…