2023-09-01から1ヶ月間の記事一覧

[演劇] 劇作家女子会『クレバス2020』 シアター風姿花伝

[演劇] 劇作家女子会『クレバス2020』 シアター風姿花伝 9月29日 (写真↓は舞台、コロナ禍で、東京では人間関係がもみくちゃに揺さぶられた、が主題) 文学座の稲葉賀恵演出。面白い群像劇だ。コロナ禍では、我々の日常生活で思いもしない色々な出来事が起きた…

[今日の絵] 9月後半

[今日の絵] 9月後半 13 デューラー : メランコリアⅠ 1514 「もの思いに耽る人」は絵画の大きな主題、人は思いに耽るとき、自分に閉じこもり自閉的になり、「瞑想している」ように見える、古来「メランコリー=憂鬱」という名で描かれたのは「もの思いに耽る…

今日のうた(149)  9月ぶん

今日のうた(149) 9月ぶん 涼しさは淋しさに似て夜(よ)の港 (石川星水女、「ようやく夜が涼しくなり、しのぎやすくなった、夜の港は気持ちがいい、でも、少し淋しくもある」、作者1918~?は「ホトトギス」系の俳人) 1 きみ嫁(ゆ)けり遠き一つの訃(ふ)に似た…

[演劇] チェホフ『三人姉妹』 自由劇場

[演劇] チェホフ『三人姉妹』 9月23日 浜松町・自由劇場 (写真↓は終幕、左からイリーナ[平体まひろ]、オーリガ[保坂知寿]、マーシャ[霧矢大夢]、保坂は劇団四季、霧矢は宝塚出身で、ともにスラリとした姿勢の立ち居振舞いが美しく、軽くワルツを踊る姿もうっ…

[文楽] 近松門左衛門『曽根崎心中』

[文楽] 近松門左衛門『曽根崎心中』 9月20日 国立劇場 劇場建て替えのため「さよなら公演」。人形遣いは、二人とも人間国宝の、吉田和生(お初)と吉田玉男(徳兵衛)。これまで、『曽根崎心中』は『心中天網島』に比べると、心中する必然性が弱いと感じていたが…

[オペラ] ヴェルディ《ルイザ・ミラー》 アーリドラーテ歌劇団

[オペラ] ヴェルディ《ルイザ・ミラー》 アーリドラーテ歌劇団 大田区民ホール 9月10日 アーリドラーテ歌劇団を初めて知ったが、東大出身の弁護士・山島達夫が創立したヴェルディのオペラのみを上演する団体。指揮もすべて山島。今回の舞台は、演出が木澤譲…

[今日の絵] 9月前半

[今日の絵] 9月前半 1 Andrea Mantegna:聖マルコ1448 マンテーニャ1431~1506はイタリア・ルネサンス期に、パドーヴァで活躍した画家、この絵は残された絵で一番若い時のもの、窓の欄干に左肘をついており、親指は顎を押さえている、「聖人」にしては意外な…