2021-12-01から1ヶ月間の記事一覧
今日のうた(128) 12月ぶん 家族でも微妙に違うものらしい駅から家に帰る道順 (一条智美「朝日歌壇」11月28日、佐佐木幸綱選、自分の好みの道を歩くとか、夜は暗い道や人通りのない道は避けるとか、日によって違う道を歩くとか、誰もが最短距離の同じ道を歩く…
[今日の絵] 12月後半 19 島村信之 : レッスン 2008 島村信之1965~は写実の画家、人物画に優れたものが多い、この絵は彼の5才の娘がヴァイオリンを習い始めてすぐの頃という、ヴァイオリンや弓の持ち方、指の握り方、肩への当て方、姿勢、表情など、まさに初…
[演劇] 太田省吾『水の駅』 さいたまゴールド・シアター最終公演 さいたま芸術劇場 12月26日 (写真は舞台、水飲み場は、砂漠で疲れ果てた旅人がオアシスを見つけたように、人を癒す、少女が水を飲む姿は祈りにみえる、洗濯物を旗のように掲げてやってくる人…
[演劇] 唐十郎『少女仮面』 新宿梁山泊 芝居砦・満天星 12月25日 李麗仙追悼公演としての『少女仮面』。6月に杉原邦生演出版を見ているので、この作品について理解が深まった。この金守珍演出は、杉原版がシュールで美的に洗練されていたのに対して、やや泥…
[演劇] 唐十郎『泥人魚』 コクーン 12月23日 (写真は舞台、男臭い男たちが踊る、チープで泥臭い感じが素晴らしい!写真下は、詩人の伊東静雄を演じる風間杜夫、安っぽいタキシードがよく似合う、風間は6月に観た『ベンガルの虎』にも出ていた) 金守珍演出、…
[演劇] シラー『群盗』 赤坂レッドシアター 12月18日 (写真は、盗賊団の首領である主人公のカール[フクシノブキ]と、盗賊の仲間たち) 松森望宏演出、劇団CEDAR公演。私はこの『群盗』を見て、18世紀後半のドイツにおける「シュトルム・ウント・ドラングSturm…
[今日の絵] 12月前半 1 Jordaens : 結婚した若いカップルの肖像 1620 ヤーコブ・ヨルダーンス(1593~1678)はフランドルの画家、ルーベンスの影響があり、宗教画、歴史画、風俗画などを描いた、どの絵も表情が生き生きとしており、この新婚さんも「いい顔」を…
[演劇] テネシー・ウィリアムズ『ガラスの動物園』 シアター・クリエ 12月16日 (写真は、左から友人ジム[樫山隼太]、姉ローラ[倉科カナ]、弟トム[岡田将生]、母アマンダ[麻実れい]、原作のローラは地味系の女性なので、倉科の印象はだいぶ違うが、ローラは人…
[演劇] 別役実『あーぶくたった、にいたった』 新国・小 12月14日 (写真↓、男1と女1の結婚式なのだが、これから生まれてくるだろう子供がグレるなど、二人の会話はどんどん妄想が膨らんだ結果、結婚はとりやめになった、それともならない?) 別役実は『マ…
[演劇] S.ブロンテ『ジェーン・エア』 NTライブ 東宝シネマズ 12月7日 (写真は舞台、白木で組んだ高台を用いて、ジェインの人生の時間はすべてこの同じ空間を流れる) 2015年12月のナショナルシアター上演の映像。サリー・クックソンという女性演出家による、…