2022-12-01から1ヶ月間の記事一覧

[今日の絵] 12月後半

[今日の絵] 12月後半 19ピーテル・ブリューゲル : 雪の中のハンター 1565 ルネサンス初期まで、「冬」の絵は珍しかったらしい、人々はスケートやホッケーを楽しんでいるが、狩はうまくいかず、獲物はキツネ一匹だけ、ハンターたちは疲れ切っている 20安藤広…

今日のうた(140)  12月ぶん

今日のうた(140) 12月ぶん 道端の手袋が詩にされたがる (平安まだら「東京新聞・俳壇」11月27日、石田郷子選、「手袋の落とし物。それはよく詩や俳句に詠まれる情景だが、そのこと自体を俳句にしてしまった発想がユニーク」と選者評。たしかに「されたがる」…

折々の言葉(6) 11・12月ぶん

折々の言葉(6) 11・12月ぶん 詩の偉大な美しさは、それがあらゆるもの、あらゆる場所を興味あるものにするからである。(キーツ『手紙』)11.4 恋人を選ぶには片目を開ければ十分だけど、夫を選ぶには両目をしっかり開けなきゃ。慎重というメガネをかけて、顕…

[今日の絵] 12月前半

[今日の絵] 12月前半 1 van Eyck : The Ghent Altar (detail) 1432 音楽は非常に多く絵の主題になっている、独奏や独唱もあれば複数の人間で音楽する絵もある、今日からは複数で音楽する絵を少し、会話が複数人から始まるように、音楽もまた複数人が起源なの…

[演劇] モリエール『守銭奴』 SPAC

[演劇] モリエール『守銭奴』 ジャン・ランベール=ヴィルド演出、SPAC 12月11日 (写真は、左からアルパゴンの息子クレオント[永井健二]と娘エリーズ[宮城嶋遥加]、全体の半分ぐらいを、語りではなく音楽と踊りにした「コメディー・バレー」形式が楽しい) モ…

[演劇] 小野晃太朗『口火』 アトリエ春風舎

[演劇] 小野晃太朗『口火』 アトリエ春風舎 12月8日 (写真上は、科学者の姉[毛利悟巳]と作家の妹[金定和沙]、壁の黒いシミは、油田から染み出してきた原油の跡、これは本作の重要な主題。写真下は、出版編集者[桂川明日哥]と科学者[堀夏子]、探究者たちはも…