2021-08-01から1ヶ月間の記事一覧

今日の絵(14) 8月

今日の絵(14) 8月ぶん 1 中山忠彦 : モラヴィアの装い、1975 中山1935~は、生涯、ほぼ妻だけを描き続ける、この絵も妻、気品があって美しい、中山は、女性は裸体より衣服を着けた方が美しいと考えるので、裸婦は描かない、夫婦でヨーロッパでアンティーク・…

今日のうた(124) 8月ぶん

[今日のうた] 8月ぶん (写真は斯波園女、女性だが芭蕉の最晩年の弟子で、芭蕉の死後は大阪で活躍した後、其角を頼って江戸に出た) 船長も舵手も夏服よごれなき (橋本多佳子『海燕』、1936年、上海、香港、マニラと旅行した時の句、大海原の真っただ中で青々…

[オペラ] ベルク《ルル》 二期会、グルーバー演出

[オペラ] ベルク《ルル》 二期会、グルーバー演出 新宿文化センター 8月29日 (写真はルル↓、スタイリッシュで美しい舞台) 私は今まで3幕版しか見たことがないが、これは2幕版。だが、見事な終盤になっている。演出のカロリーネ・グルーバーが女性であること…

[演劇] 安部公房原作・ケラ脚本『砂の女』

[演劇] 安部公房原作・ケラ脚本『砂の女』 ケムリ研究室公演 シアター・トラム 8月27日 (写真は舞台↓ 砂の穴に落ちた男[仲村トオル]と砂の穴に住む謎の女[緒川たまき]) 実験的・前衛的演劇を試みるために、劇作家演出家ケラと俳優緒川たまきの二人が作ったユ…

[オペラ] ヴェルディ《アイーダ》

[オペラ] ヴェルディ《アイーダ》 METライブ Movixさいたま 8月5日 2018年10月6日のMet公演、アイーダ(ネトレプコ)、アムネリス(ラチヴェリシュヴィリ)、ラダメス(アントネンコ)の三人が素晴らしい。ワーグナーと同様、歌い手の異様な声量が要求される作品な…