2006-07-01から1ヶ月間の記事一覧

J.フォード『あわれ彼女は娼婦』

[演劇] ジョン・フォード『あわれ彼女は娼婦』 蜷川幸雄演出、渋谷コクーン (写真はいずれも、兄ジョバンニと妹アナベラの交歓シーン。左上は、今回の公演、三上博史と深津絵里。左下は、1993年、デヴィッド・ルヴォー演出、TPT公演、豊川悦司と西牟田恵。右…

ホルヴァート『フィガロの離婚』

[演劇] ホルヴァート『フィガロの離婚』 鵜山仁演出、地人会公演 紀伊国屋サザンシアター ホルヴァート(1901〜38)は、クロアチア生まれのドイツの劇作家。ブレヒトに似た「民衆劇」の作家として知られ、『ウィーンの森の物語』『カシミールとカロリーネ』は…

田島正樹『読む哲学事典』(5)

[読書] 田島正樹『読む哲学事典』(講談社現代新書) (挿絵は、古代ローマの将校である百卒長(=百人隊長)。息絶えた十字架のイエスを前に、「本当に、この人は神の子だった」と述べたと、福音書は記す。) 『読む哲学事典』のコメントを再開する。9月まで折に…

ルーブル美術館展

[展覧会] ルーブル美術館展−古代ギリシア芸術 東京芸大・美術館 (写真左は、「トカゲを殺すアポロン」、右は「アフロディーテ(アルルのヴィーナス)」、ともにプラクシテレス作。) ルーブル美術館の古代ギリシア展示室は現在改修中で、その作品が日本で展示中…

モーツァルト『アポロンとヒュアキントス』

[オペラ] モーツァルト『アポロンとヒュアキントス』 モーツァルト劇場公演 高橋英郎:訳詞・台本、演出:三輪えり花、7月2日 浜離宮朝日ホール (写真は、公演チラシより。左から、アポロン、オエバルス王、メリア姫のつもり? それとも左はヒュアキントス?…

表象文化論学会

[学会] 表象文化論学会第1回大会 7月1、2日 東大教養学部 (初めて見るナマ浅田氏は、まったくこんな感じの若々しい人でした。『ニッポン解散』を出版したダイヤモンド社HPより近影。) 学会員ではないが、「人文知の現在」(浅田彰氏と松浦寿輝氏のトーク)…