[折々の写真] 1、2月
1.3 カトリーヌ・ドヌーブ1943~、『シェルブールの雨傘』1964
ドヌーブは、本作とトリュフォー『終電車』1980が、代表作と思われるが、顔の美しさもさることながら、全身に溢れるエレガンスこそ彼女の魅力、4分間の動画
「シェルブールの雨傘 Les Parapluies de Cherbourg」~Soundtrack by Michel Legrand (youtube.com)
10山本学 高橋幸治 『戦争と人間』1970、大好きなこのシーン、ビデオで何度も見た、白永祥(山本、写真上の左と、写真下中央)は中国共産党幹部だが満州の日本商社に雇われ、日本の侵略状況を偵察、憲兵隊に捕まる寸前、同じ商社員の高畑(高橋)の機転で逃亡、ゲリラ戦の指揮官に復帰、冷静沈着な二人の男の静かな友情
17『死刑台のエレベーター』1958 西洋映画最高の女優は、やはりジャンヌ・モロー1928~2017か、『現金に手を出すな』1954がデビュー作だが、『死刑台のエレベーター』も素晴らしい、監督のルイ・マルも22歳で若い、本作の彼女の服はシャネル
24 『ソルジャー・ブルー』1970 は画期的な映画、従来の白人=善、インディアン=悪という図式を逆転し、ある意味「西部劇映画」を終焉させた。1971年、渋谷の東急名画座で見たキャンディス・バーゲン1946~の美しさは忘れられない、この作品だからこその美、『パリのめぐり逢い』1967もいいが、こちらが代表作、2分の動画 Bing 動画
31 ビビ・アンデショーン1935~ イングマール・ベルイマン『第七の封印』1957で見た彼女は忘れられない、ヨーロッパ中世の暗く恐ろしい雰囲気の中で、生命の耀くような美しさ! 死神のダンスとの遭遇も凄い、マックス・フォン・シドー(左)もいい
1分の動画 The Seventh Seal (1957) by Ingmar Bergman, Clip: The Danse Macabre (youtube.com)
2.7モニカ・ヴィッティ『赤い砂漠』1964 監督のアントニオーニもモニカ・ヴィッティ1931-2022もこれが代表作だろう。荒涼とした港、工場地帯、原発、そして大都市廃棄物の山、つまり文明の廃墟でこそ、女はもっとも美しく輝く。短い動画2つ
Red Desert (Deserto Rosso, 1964) - Trailer (youtube.com)
"Deserto rosso", 1964. Colori (youtube.com)
14 山田五十鈴『祇園の姉妹』1936、溝口健二、山田五十鈴の代表作、そして日本映画の最高傑作の一つ、私はこの映画を見て、初めて<芸者>という女の魅力が腑に落ちた、なるほど小津が絶賛したわけだ。動画↓
Sisters of the Gion [祇園の姉妹/Gion no Shimai] - 1936 Japanese Movie (youtube.com)
21 ナタリー・バイ、『緑色の部屋』1978、これはトリュフォーでも特別の作品、死んだ最愛の妻を秘密の部屋に祀りひっそりと生きる男(トリュフォー)と、やはり死んだ愛人を忘れられずひっそりと生きる女(ナタリー・バイ)との奇妙で静かな愛、「喪」を生きる深みのある人間。美しいバイの動画 the green room truffaut - Google 検索
27 イザベル・アジャーニ『アデルの恋の物語』1975、この作品で初めて見たアジャーニの美しさは衝撃的、やはりトリュフォーだからで、他の映画では彼女は凡庸、アデルは文豪ユゴーの娘で、物語は実話、精神を病み後半生は幽閉、生の極限の絶壁にゐる美しさ。2分の動画 The Story of Adele H (1975) - Trailer | French (youtube.com)