[折々の写真 3、4月]
3.6 『高慢と偏見』 1995、 BBC制作の6時間もの、ジェニファー・エイル[リジー]、 コリン・ファース[ダーシー]、クリスティン・ボナム=カーター[ビングレイ]、スザンナ・ハーカー[ジェイン]、いずれも人物とキャストがぴったり、『高慢と偏見』映画版は本作が断トツ
13 『ジェーン・エア』BBC版、1983、ブロンテ原作の映画版は本作が断トツ、ジェーン役のZelah Clarke 1954~は有名女優ではないが、これこそ「ジェーン・エア」その人という感じ、彼女は、ゲーテ的な「教養小説」の主人公であると同時に神話的な愛のアレゴリーでもある
20 グレタ・ガルボ(1905-90)、「クール・ビューティ」という美女カテゴリーはおそらく彼女からではないか、『肉体と悪魔』1926が一番いいが、『グランドホテル』1932も『アンナ・カレニナ』1935もいい。『肉体と悪魔』『アンナ・カレニナ』動画が
Flesh and the Devil (1926) film of memories / 肉体と悪魔・思い出のフィルム (youtube.com) Anna Karenina. Vivien Leigh vs Greta Garbo (youtube.com)
27 『去年マリエンバートで』1961は、脚本ロブ=グリエ、監督レネ。その様式美は、デルフィーヌ・セイリグ1932-90という一人の女性の美を基軸に、空間をゆっくり回転している、こういう映像はもう創られないだろう。3分の動画
『去年マリエンバートで』 L'Annee Derniere a Marienbad (youtube.com)
4.3 アンヌ・ヴィアゼムスキー1947-2017は、ゴダールの二番目の妻だが、ロベール・ブレッソン『バルタザールどこへ行く』1966でデビュー、少女のかわいらしさ、美しさ、生命が輝く。少女がかくも美しい映画がかつてあっただろうか。短い動画↓
『バルタザールどこへ行く』『少女ムシェット』 (youtube.com)
4.10 シャルロット・ゲンズブール1971~は、セルジュ・ゲンズブールとジェーン・バーキンの子、映画『ジェイン・エア』1996では、原作のジェインとは違うイメージなのに、不思議な魅力があった、普通の少女にはない硬質なエロスの耀きがあるからだろう
https://www.youtube.com/watch?v=ukzkwHy9ovA
4.17 ハンナ・シグラ1943~、ファスビンダーの『マリア・ブラウンの結婚』1979、『リリー・マルレーン』1981、後者は特に良かった、ナチスの暴力性のど真中にいる美しい女、短い動画が、 Peer Raben 映画「リリー・マルレーン」 THEMA WILLIE part 1 & Smoke Gets In Your Eyes from LILI MARLEEN (youtube.com)
4.24ゴダール『中国女』1967は、「五月革命」前なのに予見したかのごとく学園闘争が描かれている、ゴダールの「遊び」感覚が全編に溢れる美しい映像、アンヌ・ヴィアゼムスキーは、可愛い紅衛兵にぴったりだった。動画
映画「中国女」予告編 - ニコニコ動画 (nicovideo.jp)